プロダクトキーは正規ユーザーを確認するための番号です

アクティベーション(プロダクトアクティベーション)は、一部のソフトウェアをインストールした後、正規のライセンスを保持していることを確認するための認証処理です。
ソフトウェアに内蔵されたシリアル番号や、インストールされたパソコンのRAMやHDD、イーサネットカードのMACアドレスなどを元に、メーカー側へ送信して登録して、認証手続きをとる場合が一般的です。電話やFAXで受け付けている場合もあります。初回に導入された環境が正式なライセンス保持者であると見なして、この情報と異なる環境下で動作させると、正規ユーザーおよび環境下以外の第三者などに不正に渡ってしまったソフトウェアを利用されるのを防ぐ事ができる、ソフトの不正コピー対策のためのシステムです。

プロダクトアクティベーションの問題点

正式にライセンスを受けたユーザーや環境下であっても、ソフトウェアを再インストールしなければならなくなった場合に、複数回のインストールと見なされてアクティベーションを拒否されることがあります。また、パソコンの性能アップのためにHDDやメモリなどを交換した場合にも、パソコンの構成が異なってしまうために初回インストール時とは別のパソコンであると認識されて、アクティベーションに失敗する場合があります。
また、アクティベーションのサポートをメーカーが打ち切ったり、メーカー倒産等で窓口そのものが消失した場合に、認証を受けられず製品が利用出来なくなる可能性もあります。
また、ユーザーにとっては個人情報を送信するシステムである事から、現行のアクティベーションシステムに疑問を投げかける人も多いです。

「機能制限モード」とライセンス認証の完了を確認する方法

Office XP、Office XP ファミリー、Office 2003 Systemにおけるアプリケーション製品では、猶予期間が終了するまでにユーザーがライセンス認証を行わないと、機能制限モードで動作するようになります。猶予期間は、Office 2003 System、Office XP では 50回の起動、Visio 2002 では 10回の起動までです。 機能制限モードでは、ドキュメントの変更を保存することと、新規ドキュメントの作成ができなくなり、他の追加機能も制限されます。既存のファイルが変更されることはなく、ライセンス認証が完了した Office XP、Visio 2002 または Office 2003 System の各製品で編集や保存を行うことができます。ユーザーは、ライセンス認証手続を行えばいつでも、全機能を使用できるようになります。
認証手続きが完了しているかどうかを確認するには、Office XP ファミリーと Office 2003 System の全製品の場合、[ヘルプ] メニューで「ライセンス認証」を選択して、ライセンス認証の状態を調べます。Windowsでは、[スタート] メニューから、[全てのプログラム]、[アクセサリ]、[システム ツール] の順に選択します。


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